■自然素材の糸を使ったカーテンについて

伸縮

綿や麻、和紙など、自然素材の糸を使ったカーテンは、ポリエステル素材のカーテンよりも洗濯によって縮みやすく、自重によって伸びる傾向があることをご了承ください。カーテンはどのような繊維でも、湿度や温度、結露など、環境によって伸び縮みしますが、綿のカーテンは特にその傾向が強く出ます。また取扱い表示の表記方法に沿って洗濯を行った場合も、カーテンは伸縮することをご理解ください。

色あせ

窓の側にあるカーテンは長期間日光を受けるので、色あせが進みます。特に綿素材を使ったカーテン（中でも綿プリント）は、紫外線による影響を受けやすく、色あせしやすい特徴を持っていることをご理解ください。遮熱レースと組み合わせたり、裏地をつけたりすることで、ある程度緩和できますが、商品によって個体差があります。

その他 特性

綿プリントのカーテンは、シワが入りやすい傾向になります。アイロンをかけても取れない場合があることをご了承ください。また綿プリント、綿ボイルプリントはところどころにフシのある糸や、白い糸が浮き出るなど、生地表面は均一ではありませんが、これらを含めて商品の味わいとしてお楽しみください。

■二重組織について

二重になった織組織でつくられた織物は生地の重なりが、独特で豊かな表情をもたらします。また生地と生地の間が袋状になっているため保温効果も高く、省エネ効果も期待できます。ボリュームがあるので、カーテンに仕立てると、ヒダの折り曲げた部分に、二重組織によるふくらみや畝状の盛り上がりが生じます。形態安定加工を施すことにより表面に変化が生じる場合があります。織組織の特性としてご了承ください。

■シアーカーテンについて

透明感が美しいオパール加工を施した商品や、極細の分繊糸を使用した光沢のあるオーガンジー。これらのシアーカーテンは、美しく繊細な表情が特徴です。一方で、日光の影響を受けやすい性質を持っていますので、強い直射日光や長時間日光にさらされた場合、紫外線の影響で、一般的なシアー商品よりも生地のダメージが早くなる場合があります。シワがついた場合は、低アイロンで当て布を使用し、優しくあててください。温度が高すぎると、風合いが変わる場合がありますので、ご注意ください。

■刺繍商品について

繊細な柄表現には欠かせない刺繍カーテン。刺繍ならではの緻密な表現は、他にはない美しさと豊かな表情を持っています。刺繍の製法上、カットした糸が数ミリ程度残る場合があります。商品によってはまっすぐにラインが出なかったり、柄や無地の寸法が若干変わる場合がありますが、刺繍カーテンの特性として、ご了承ください。また、縫製・スタイルによって柄の出方が異なります。デリケートな生地ですので、取扱いに注意していただくことで、美しい窓辺をより長く楽しむことができます。