■アコーディオンカーテンのメリット・デメリット
アコーディオンカーテンはその形状や機能性から得られるメリットが多くあります。使い方次第では省エネの効果を得られたり、お部屋の有効な使い方ができたりと魅力はつきませんが、その一方でデメリットもあります。
アコーディオンカーテンのメリットとデメリットをまとめたのでぜひ参考にしてみてください。
◇アコーディオンカーテンのメリット
●省スペースでも邪魔にならない
アコーディオンカーテンは折りたたんでコンパクトにできます。
使用しない時は折りたためて開口部が広く取れるため、省スペースでも有効活用が可能です。
小さなアパートや賃貸住宅では、限られたスペースを最大限に活用するのに向いています。
●取り付けが簡単
アコーディオンカーテンは、天井レールに生地部分はめ込んだ状態で天井に設置します。
重量があるので、「下地のある箇所」か確認の上、必ず2人以上で行うようにすることが必須ですが、取り付け自体は難しくありません。
工務店などに仕切るための壁や出入りするための扉を取り付けてもらう場合、高額な費用が発生してしまい、後に変更するにも再び費用が発生します。その事を踏まえると、DIYが好きな方や、コストを抑えたい方にとっては大きなメリットです。また、取り外しも簡単なので、引っ越しの際にも新居へ持っていくことができます。
※メーカーや商品によって、取付方法や手順が異なる場合があるため、取り付ける前に取扱説明書を必ず確認しましょう。
●オプションや機能が豊富
アコーディオンカーテンはオプションで仕様や部品を追加することも可能です。
オプションは鍵やレバーで固定できるようにしたり、両側に取手を付けて左右どちらか側からも開閉できるようにするなど色々あります。
また、機能も豊富で防炎加工やUVカットなど様々あり火災のリスクを低減したり、紫外線から家具や床を守ったりとメリットがあります。他にも製品によって消臭・抗菌などといった充実した機能があります。
※メーカーによってオプションや仕様は異なる場合があります。
アコーディオンカーテン オプション例
両把手仕様
左右両側に把手を付け、どちらからでも開閉ができるように。
レバーロック付き仕様
握りやすい形状のレバーで、軽い操作でロックが可能。
中間吊り部品
中間吊りにする場合に必要な各種部品。
中間ストッパー
レールの途中での固定や両開きの中央位置目印に。
抗ウイルス把手
手に触れる把手に抗ウイルス加工を追加。
アコーディオンカーテン オプション例
両把手仕様
左右両側に把手を付け、どちらからでも開閉ができるように。
レバーロック付き仕様
握りやすい形状のレバーで、軽い操作でロックが可能。
中間吊り部品
中間吊りにする場合に必要な各種部品。
中間ストッパー
レールの途中での固定や両開きの中央位置目印に。
抗ウイルス把手
手に触れる把手に抗ウイルス加工を追加。
●冷暖房効果がアップ
お部屋の空間スペースが大きいほど、夏のエアコンや冬の暖房などのコストは高くなります。
アコーディオンカーテンでを間仕切りすることで冷暖房の効率が向上し、省エネが期待できます。
●曲線的な設置にも対応可能
アコーディオンカーテンは比較的柔らかい素材でできているため、曲線的な設置にも対応できます。
そのため直線的間仕切りの他に、カーブになっている場所にも取り付けが可能となり、レイアウトの自由が広がります。
●突っ張りタイプがある
突っ張りタイプのアコーディオンカーテンは、壁や天井を傷つけずに設置できるので、賃貸住宅におすすめです。設置場所を自由に変更できるため、お部屋のレイアウトに合わせて柔軟に対応できます。
突っ張りタイプのアコーディオンカーテンは、壁や天井を傷つけずに設置できるので、賃貸住宅におすすめです。設置場所を自由に変更できるため、お部屋のレイアウトに合わせて柔軟に対応できます。
◇アコーディオンカーテンのデメリット
●開閉時の音が比較的大きい
アコーディオンカーテンは素材によっては開閉時の音がうるさく感じることがあります。
また、マグネットでくっつく際に「バチン」という音がするため、夜間や静かな環境での使用には注意が必要です。
●ドアとして使用するには少々不向き
アコーディオンカーテンはドアとして使用も可能です。しかし、ドアとは構造や素材が異なるため雑音等は緩和してくれても音漏れなどは防ぎきれません。
間仕切りや目隠しとしての活用がおすすめです。
■アコーディオンカーテンの活用例
アコーディオンカーテンは扉や間仕切り以外にも、収納の目隠しやワークスペースの確保など、多目的に活用できます。
◇リビングとダイニングの間仕切り
アコーディオンカーテンは、リビングとダイニングを柔軟に仕切るのに最適です。
普段はリビングのみで生活し、食事の時だけダイニングを使用するなど、簡単に空間を分けることができることで空間の使い方が、より自由になります。
アコーディオンカーテンで仕切ったリビング側のみを使用することで、冷暖房の効率が上がるほか、ダイニングが散らかっている場合は目隠しとしても役立ちます。
◇子ども部屋を間仕切る
広めに確保した子ども部屋をアコーディオンカーテンで間仕切りすることで、1つのお部屋を2つに分けることができます。
これにより、お子様たちの成長に合わせて、それぞれの空間を確保できる魅力的な使い方ができます。
他にも、勉強と遊びのスペースを分けて集中力を高める環境を作ったり、ベッドスペースのみ間仕切りしたりと用途に合わせて活用できます。
◇収納スペースの目隠し
アコーディオンカーテンは、扉がついていない収納スペースの目隠しとしても利用できます。
来客時に生活感を隠すことができ、お部屋全体をスッキリ見せる効果があります。特に、オープンな収納スペースやクローゼットの中身を隠すのに適しています。
◇リビングと和室を間仕切る
和室を使わない時や来客時にアコーディオンカーテンで間仕切ることで、プライバシーを確保したり、和室をゲストルームにするなど、和室を活用するレパートリーを増やすことができます。
また、アコーディオンカーテンには下記写真のように「片面ずつ色が選べる仕様」もあるので、リビングと和室、それぞれの部屋に合った色柄でコーディネートが可能です。
【両面色違い仕様(オプション)】
各面の部屋に合わせて色柄を選べます。
◇階段の冷気対策
冬場に2階から階段を通じて流れ込む冷気を遮断するのにもアコーディオンカーテンは役立ちます。これにより、暖房効率が向上し、光熱費の節約にもつながります。
特に、階段がリビングやダイニングに直結している場合、冷気が直接流れ込むのを防ぐことで、快適な室温を保つことができます。また、夏場には冷房効率を高めるために使用することもできます。
◇ワークスペースの確保
在宅ワークが一般的になった昨今、アコーディオンカーテンを使ってリビングの一角にワークスペースを作ることが可能です。これにより、家族と同じ空間にいながらも集中できる環境を確保できます。
例を上げると、リビングの一部を仕切ってデスクを置くことで、仕事に集中できるスペースが完成します。また、仕事が終わった後はアコーディオンカーテンを開けてリビングを広く使うことができます。
◇ミーティングスペースを作る
オフィスのデッドスペースなどを活用して、簡易的なミーティングスペースを作ることができます。アコーディオンカーテンを使用することで、プライバシーを守りつつ、空間を効率的に利用できる点が特徴です。
例えば、オープンスペースの一角を仕切ってミーティングルームを作ることで、集中して話し合いができる環境を作ることができます。また、必要に応じてカーテンを開け閉めすることで、柔軟にスペースを活用できます。