毎日ぐっすりと眠れないことで悩んではいませんか?
しっかりとした睡眠は体力や集中力の回復、免疫力の向上に欠かせませんが、日々の忙しさやストレス、不適切な寝室環境などで、安眠を得ることが難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。実は寝室環境において、カーテンが睡眠の質に大きな影響を与えることがあります。
もしかしたら、寝室のカーテンが眠りを妨げている原因かもしれません。寝室にどのようなカーテンを設置するかで、私たちの安眠は大きく左右されてしまうのです。
寝室のカーテンの役割は外からの視線を遮るだけでなく、光や音、温度といったさまざまな要素を緩和することを目的としています。例えば都市部に住んでいる場合や、夜勤などで昼間に眠る必要がある場合には遮光カーテンが極めて有効です。
遮光カーテンは外からの強い光を遮り、室内を快適な暗さに保つことで質の高い睡眠をサポートします。また、防音効果や保温・断熱効果のあるカーテンを選ぶことで、より静かで温度調整の行き届いた寝室を作ることが可能です。
毎晩ぐっすりと眠りたいなら、カーテンの選び方のコツを理解したうえで目的に合ったものを選ぶことが重要になります。
今回は、寝室におけるカーテンの重要性について紹介したうえで、寝室に適したカーテンの種類や選び方について詳しく解説していきます。寝室向けのカーテン選びで悩んでいる場合は、ぜひご参照ください。
■【寝室】カーテンの重要性
カーテンは、私たちが考えている以上に重要な役割を担っています。寝室に入って視界の多くを占めるものといえば、カーテンと壁の2つではないでしょうか。
そのため、カーテンや壁の色やデザインを選ぶ際には注意が必要です。
あまりに派手なものや落ち着きのないものを選んでしまうと、視覚的な刺激が強くなり、かえって眠りを妨げる原因になってしまいます。
リラックスできる環境を作るためには、落ち着いた色やデザインのカーテンを選ぶことが大切なのです。
◇カーテンで睡眠の「質」が変わる
安眠効果を得たいのであれば、カーテンの選びも大きなポイントになります。
人間の体内リズムは光によって調整されており、特に朝の光が強いと体は目覚めるようにできています。
カーテンの厚みや素材がしっかりしているとその分光の遮断率や防音効果も高まるので睡眠しやすい環境になります。
また、窓は光や音だけでなく「暑さ」や「寒さ」にも影響します。家から入る熱気や冷気の50%〜70%は窓から出入りするため、遮熱効果のあるカーテンなら室内の温度を快適に保つ役割を果たし、暑さや寒さで眠りが妨げられることを防ぎます。
◇カーテンの「色」でも睡眠の効果に差がある
カーテンの色選びにも配慮する必要があるでしょう。色には人間の神経を興奮させる効果もあれば、反対にリラックスさせる効果もあります。
たとえば、ベージュや青色、緑色などの落ち着いたカラーを選ぶと、リラックス効果につながりますので、寝室のカーテンにはぴったりです。
■カーテンの種類
カーテンにはさまざまな種類があります。種類によって用途や特徴が異なるため、目的に合ったカーテンを選ぶようにしましょう。
ここでは、代表的なカーテンの種類を4つご紹介しますので、確認していきます。
◇ダブルカーテン
ドレープのカーテンとレースのカーテンを組み合わせた状態はダブルカーテンと呼ばれることがあります。カーテンというと、多くの方がこのダブルカーテンをイメージするのではないでしょうか。
松装では遮光性や遮熱性などの機能面を追求したカーテンをご用意しています。オーダーカーテンは1cm刻みでの注文ができるため、寝室の窓のサイズに合った理想のカーテンが手に入ります。
◇ブラインド
ブラインドは「ブラインドカーテン」と呼ばれることもあり、主にオフィスや店舗などで使われることが多いカーテンの一種です。
そのため、ほかのカーテンの種類と比較した場合、と無機質やクールといった印象になりやすいという特徴がありますが、シックなお部屋やモダンなインテリアにもマッチし、スタイリッシュな空間を演出することができます。
また、光の入り方を細かく調整できるため、プライバシーを確保しつつ外光を取り入れることが可能です。
松装では、「
セレーノ・グランツ(ニチベイ)」や「
パーフェクトシルキー(タチカワ)」など、遮光性に優れたブラインドカーテンを多数ご用意しております。
◇シェード
シェードはシェードカーテンとも呼ばれる、上げ下げして使うタイプのカーテンです。シェードを設置する場所としては小窓などが適しており、大きな窓にはあまり向いていません。
シェードは最上部まで引き上げると窓の大半が現れるため、カーテンよりもすっきりとした見た目を演出できます。シンプルでモダンなデザインが特徴で、インテリアに合わせやすいのも魅力です。
松装では、「
ローマンシェード」と呼ばれるタイプのシェードが特に人気です。このシェードは、ドレープカーテンやレースカーテンと同じ生地での縫製、または持ち込み生地で作れることが大きな特徴です。コードを上げ下げすると生地がじゃばらになるように折りたたむことで開閉します。
◇ロールスクリーン
ロールスクリーンは「ロールカーテン」とも呼ばれることもあり、シンプルな操作で生地をくるくると巻き上げたり引き下ろしたりして使うタイプのカーテンです。そのすっきりとした形状から、見た目を重視したい場所にもぴったりです。
また、素材やカラーといったバリエーションが豊富で、部屋のインテリアに合わせて自由に選べるのも特徴です。
松装では主要メーカーの
ロールスクリーンを取りそろえており、お好みのサイズや生地でのオーダーメイドの注文が可能です。
■【寝室】カーテン選びのポイント
寝室のカーテンを選ぶ際には、「外からシルエット(影)が見えるのが気になる」「夜に光が漏れるのが嫌だ」などの点を気にする方も多いでしょう。
後悔のないカーテン選びのために、カーテンを選ぶ際のポイントについて4点押さえておきましょう。
◇遮光カーテンを選ぶ
現代は夜でも明るいので窓から光が入ってしまうことも少なくありません。眠りにくい環境は睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を妨げてしまい睡眠の質を低下させてしまうことがあります。
寝室に遮光カーテンを選ぶことは、質の良い睡眠を得るために非常に効果的です。遮光カーテンを選ぶと、睡眠時に外からの光を遮ることができるため、快適な睡眠が得やすくなります。
カーテンにより外の明かりをカットすることにより、睡眠の質が向上するというメリットとともに、遮光カーテンは外からシルエットが見えにくくする効果もあります。
ぐっすり睡眠が取れる環境はメラトニンの分泌を促進し、体内時計を正常に保ちます。
朝まで暗い部屋のほうがぐっすり眠れるという方は、「遮光1級カーテン」または「完全遮光カーテン」などの表示があるものを選び、朝の明るさで自然に目覚めたいという方は、等級が2〜3級の遮光カーテンを選ぶとよいでしょう。
遮光1級カーテン特集
また、光漏れを減らし、より遮光性を高めるアイテムとして、カーテンボックスやカーテンレールにかぶせるトップカバーの取り付け、カーテンのリターン縫製などもおすすめです。
・カーテンボックス
カーテンボックスとは、カーテンレールの上側を箱状のパーツでカバーしたもののことをいいます。カーテンボックスを取り付けることにより、室内・屋外の光漏れを軽減したり、断熱効果が得られたりするなどのメリットがあります。
カーテンボックス・バランスレール
・トップカバー
トップカバーはカーテンレールの上に設置する部品で、取り付けも簡単にできます。トップカバーを付けた場合でも、カーテン上部からの光漏れを防ぎ、外気が室内に侵入するのを防いでくれます。
フルネス カーテンレール グレンディアス トップカバー(標準装備)
トーソー カーテンレール ネクスティ カバートップII(有料オプション)
◇リラックスできる色を選ぶ
寝室のカーテンの色で迷った場合は、自分がリラックスできる色を選ぶと良いでしょう。
ベージュやブラウン系、緑、青色といった落ち着きのある色は、神経を落ち着かせ、リラックスさせてくれる色といえます。これらのカラーのカーテンを選ぶことによって、より安眠できる寝室が作れるようになるのです。
逆に、赤やオレンジなどの刺激の強い色は快適な睡眠の妨げになってしまうことがあります。眠る直前に赤やオレンジなどの原色を見てしまうと神経が興奮状態になり、なかなか寝付けなくなってしまうことがあるので注意しましょう。
◇お部屋全体のバランスに合わせた柄や色を選ぶ
寝室にはカーテンのほかにも、ベッドや収納などの家具やラグマットを設置することが多いです。そのため、カーテンを選ぶときには全体のバランスを見ながら、お部屋のインテリアに合わせた柄選び・色選びをし、統一感が出るように心がけると落ち着いた空間になります。
多くの住宅に採用される淡い色の壁紙は、比較的どのようなタイプのカーテンでも合いやすいという特徴があります。
なお寝室の役割にはゆったりと過ごせることに加えて、安眠できる環境であることが求められるため、好みは人それぞれではありますが、カーテンの色や柄に個性的すぎるものを選ぶのは極力控えたほうがよいでしょう。
◇ダブルカーテンにする
寝室のカーテンは、ダブルカーテンにすることがポイントのひとつです。ダブルカーテンとは、上述のとおりドレープカーテンとレースカーテンを組み合わせたもののことであり、遮光性や遮音・防音性を高めてくれる効果が期待できます。
寝室の場合、ぐっすりと眠るためにはある程度光を遮り、外から聞こえてくる音もカットできるカーテンが理想的です。
■【寝室】騒音や気温の変化も睡眠の妨げに
睡眠の効果を妨げる要因の多くは光が原因ですが、暑さや寒さ、外の雑音なども影響します。
特に四季がある日本の気候では、夏の暑さや冬の寒さに加えて寒暖差もあるので、室温の変化が睡眠を妨げる要因となりやすいのです。
暑い部屋だとエアコンがないと寝苦しさを感じてなかなか眠れないこともあり、冬は寒さで目が覚めることもよくあることではないでしょうか。
また、都心部では夜中でも騒音が気になるエリアも少なくないので睡眠の妨げになってしまうことも珍しくありません。
就寝時の暑さ寒さや騒音にお困りの場合は、遮熱カーテンや遮音カーテンを検討してみてはいかがでしょうか。
◇暑さや寒さを緩和してくれる遮熱カーテン
遮熱カーテンは太陽の熱を反射し、冬場は外の冷気を遮断して室温を維持してくれます。
夏は夜もエアコンで乗り切る場合がほとんどですが、エアコンが効きすぎると、風を引いたり、冬は乾燥で喉を痛めたりと良いことがありません。
遮熱カーテンで外から入る熱気や冷気を遮断し、寝室を適切な温度に保つことで、体がリラックスしやすくなり、快適な眠りに入りやすくなるのです。
また、室内の冷気や暖房の熱も保持しやすくなるためエアコンの効率も高まります。より良い睡眠環境ができると同時に光熱費の軽減も期待ができます。
◇遮音カーテンは外からの騒音を和らげてくれる
お住まいの地域が都市部やその近隣の場合、車の音や人々の話し声、建設工事の音など、さまざまな騒音が日常的に耳に入ってきます。騒音は、睡眠の質を低下させ、健康に影響を及ぼすことがあります。
遮音カーテンは外部の騒音を軽減してくれるので、夜は音が気になって眠れない方にはおすすめのアイテムです。通常のカーテンよりも密度が高い織り方や特殊樹脂などをコーティングすることで遮音性能を高めています。
通常の生活においても静かな環境はストレスの軽減になるほか、部屋から出る音も軽減するのでプライバシー保護にも役立ちます。
■まとめ
寝室で毎晩リラックスして眠りたいなら、カーテンの種類だけでなく、色やデザインにも配慮することが求められます。
特にカーテンは、寝室に入ってすぐに目に入るインテリアであるため、気持ちが安らぐような色・デザインを選ぶことがより良い睡眠環境へ近づくポイントになります。
毎日の睡眠の質を向上させるためにも、今回ご紹介したカーテン選びのポイントを参考にしながら寝室のカーテンを選んでみてはいかがでしょうか。
松装のオーダーカーテンをより知りたい方はこちらからどうぞ。