カーテンはいつ買う?
引越し前の準備と捨てるタイミングについて
プライバシー保護の観点などから、カーテンは重要な家具の一つです。とはいえ、引越しにあたって、どの時点でカーテンを用意すべきか、使っていたカーテンをいつ捨てるかについては、お悩みの方もいることでしょう。
そこで、この記事ではカーテンを準備するタイミングや捨てるタイミング、購入または処分する際の注意点などを詳しく解説していきます。これから引越しを控えている方、カーテンの処理に悩まれている方などはぜひ目を通してみてください。
■引越しが決まったらカーテンはいつ買う?
まずは、引越しの際にカーテンを買うタイミングや手順を解説していきます。
◇カーテンを買うタイミング
カーテンは、プライバシーの保護や家の中の状況を隠す防犯の目的から、引越しをして新居へ入る当日までには必ず用意しておきたい家具です。
ただし、オーダーカーテンの場合は柄や加工の方法によって、新居に合わせたカーテンができあがるまでに時間がかかるケースもあります。そのため、引越しが決まったらできるだけ早くオーダーをしておき、時間に余裕を持たせておいたほうがよいでしょう。
◇カーテンを買うときの手順
カーテンは窓に合わせて取り付けるため、カーテンを買う前には窓の数とその種類を調べておく必要があります。これは、窓の種類によって、適したカーテンの長さやかけ方が変わってくるからです。
また、カーテンを付ける必要がないタイプの窓や、反対に複数枚のカーテンが必要となる窓もあります。大きさや形状など、窓は細かい種類まで詳しく調べておきましょう。
代表的な窓の種類には、床ギリギリまでの長さのカーテンを付けるのが一般的な掃き出し窓やベランダ窓、窓枠を隠す程度の腰高(こしだか)窓や小窓などがあります。引越し先の部屋の窓がそれぞれどの種類に当たるのかを確認しておき、それに合わせたカーテンを選んでみてください。
窓をチェックする際には、カーテンレールの有無も重要なポイントです。カーテンレールがあればそのままサイズを測れますが、ない場合にはサイズを測れないため、早めに取り付けの依頼をしなければなりません。
カーテンの寸法は非常に重要であるため、正しく測定してからカーテンを購入してください。
■引越し前のカーテンを再利用する方法
引越しの際に、以前から使っていたカーテンを捨てるのがもったいないという方は、引越し先で再利用もできます。
ここからは、カーテンの再利用方法をいくつか紹介します。
◇裾上げ・裾伸ばし
カーテンを再利用する方法として最も多いのが、裾上げや裾伸ばしなど、裾の長さを直して使うことです。
カーテンが長い場合には生地をカットし、縫製することで長さを調整するのが一般的な方法といえます。あるいは、もう少し簡単な方法として、市販のテープなどで端を留めて裾上げをすることも可能です。
反対に、カーテンが短い場合にはカーテンの裾をほどき、長さを調整します。それでも長さが足りなければ、別の生地をつなぎ直して丈を長くすることも可能です。カーテンの修理・裾直しを行なっている業者などに頼んでみるとよいでしょう。
◇幅直し
丈ではなく、カーテンの幅が引越し先の窓に合わないこともあります。こうした場合には、幅を調節することで再利用することが可能です。
幅を調節する際には、カーテンのヒダの縫製方法を変えるのが一般的な方法でしょう。ただし、自分できれいに縫製し直すことは難しいため、幅直しの際は業者に依頼するのが無難です。
◇リメイク
これまで使っていたカーテンに合う窓がない、大窓には新しいカーテンを付けたといった場合には、カーテンを別の形にリメイクして使うこともできます。ローマンシェードや小窓用のカーテンへのリメイクも可能なため、引越し先の窓を吟味して、どの窓にリメイクしたカーテンを付けたいか考えてみてください。
また、これまで使っていたカーテンをより大きな窓に付けたい場合、2枚以上のカーテンをつなげて大きな1枚のカーテンにもできます。
■引越し時のカーテンの梱包方法
引越し時にはカーテンをどう梱包すれば良いのか、意外とわかっていない方もいるのではないでしょうか。そこで、ここからは引越し時のカーテンの梱包方法について解説します。
◇段ボールに梱包
新しくカーテンを購入する場合、カーテンの多くは購入時点で袋詰めされています。そのため、あらためて梱包などせずそのまま持っていくだけで問題ありません。
一方、今使っているカーテンを引越し先に持っていく場合は、段ボールに詰めておくのが一般的です。他のものと一緒に梱包すると、シワや汚れがつく原因にもなるため、可能ならカーテン専用の段ボールを用意するとよいでしょう。
段ボール詰めの際には汚れ防止のため、カーテンを前もって未使用ゴミ袋(45Lほどのサイズ)に入れるのがおすすめです。梱包に使ったゴミ袋は、引越し先についたあとで荷解きのゴミ捨てに使えば、無駄がなく済みます。
梱包のコツとしては、シワがつかないようできるだけ大きめに畳むことです。また、遮光カーテンは下に、レースカーテンは上になるように梱包するとよいでしょう。
◇スーツケースに梱包
段ボールが足りない場合などには、カーテンをスーツケースに入れて運べます。ただし、カーテンはかなりスペースを取るため、他の荷物と一緒に詰めるのは困難でしょう。
■カーテンを付けるタイミングと捨てるタイミング
ここからは、引越し先の部屋にカーテンを付けるタイミングと、元の部屋からカーテンを外して捨てるタイミングについて、それぞれ解説していきます。
◇カーテンを付けるタイミング
カーテンは、部屋を外から見えないようにするための役割を持っています。プライバシーの観点から、引越しをしたあとはできるだけ早く取り付けましょう。
仮に、引越しの時点でカーテンの用意が間に合わなかった場合には、シーツやブランケット、新聞などをカーテン代わりにして、部屋の中を隠すことをおすすめします。
とはいえ、できるだけそういった事態にならないよう、カーテンは早めの準備を心がけたほうがよいでしょう。
◇カーテンを捨てるタイミング
引越しをする前の部屋でも外からの目を遮るため、なるべくカーテンは最後まで残しておき、引越し当日に外すことをおすすめします。
また、引越し先で新しいカーテンを付ける際には、サイズやカーテンの色が合わないケースも珍しくありません。新居ではカーテンを新しいものに付け替える予定であっても、念のために元の部屋で使っていたカーテンを取っておくとよいでしょう。
使わなくなったカーテンを捨てるにあたっては、ほとんどの自治体で可燃ごみとして出すことができます。大きさや材質によっては、資源ごみや古着・古布、粗大ごみに分類されるケースもあるので、実際に捨てる際には自治体の分別をよく確認してください。
■まとめ
カーテンには、プライバシーを守る役割もあるため、引越しの際にはできるだけ早く用意しておいたほうがよいでしょう。購入の際には、事前に窓の種類や数、カーテンレールの有無などを確認し、寸法の正しいカーテンを選んでください。
また、裾や幅を直す、リメイクするなどの方法によって、引越し前のカーテンを新居で再利用することもできます。
なお、引越し時にカーテンを梱包する際には、カーテンを入れる専用の段ボールを用意するのが一般的ですが、スーツケースに入れて運ぶことも可能です。
プライバシーの観点から、カーテンは引越しの直前まで付けておき、引越し後にはできるだけ早く取り付けましょう。
松装のカーテンをより知りたい方はこちらからどうぞ。