[DIY]壁紙(クロス)貼り替え 施工編|カーテン・インテリアの通販専門店|松装(マツソウ)
インテリアのリフォーム・内装工事は自分でできる!壁紙(クロス)の貼り替えに挑戦してみませんか?
クロス屋さんと言われるプロの職人が壁紙を施工する場合の一般的な方法をご紹介します。
1.最初に何処から貼り始めれば良いか?
壁紙(クロス)の貼り方(張り方)は部屋の作り方にもよりますが、最初に貼る位置は基本的には部屋の入り口のドア縦枠の左壁から貼り始め、左側に向かってクロスを順番に貼って行くように部屋を一回りして、最後に入り口、ドア上のなるべく目立たない所で貼り終るようにします。(作業手順は右利きで作業する場合の説明です。左利きの人が作業する場合は左右反対の作業になります)
2.貼り方(張り方)の注意
クロスの扱いはやさしく、真っ直ぐに貼る。
クロス張りの順番を決めたら最初の1枚を貼ってみましよう。先ず糊付けしたクロスの上部の右左の端部分を軽く持ち、糊の付いた面を壁側に向けゆっくりと開いていきます(このときにジョイントテープが向かって右手側になるよう、糊付けしたときのたたみ方も、貼りやすさの基本です)。壁の貼る面よりもクロスを少し天井枠(2~3センチ)上端が出るようにして水平を見ながら真っ直ぐに下ろし仮に軽く貼り付けて垂直を見ます(ドア枠で垂直を見ると判りやすい)。真っ直ぐ貼れているなら撫バケで中央から外に向かって順番に上から下まで軽く撫て空気を外側に追い出すように抜いてゆきます(強すぎると、クロスが伸びたり破れたりすることが有るので注意)。
◎クロス糊は貼り直しが簡単に出来るので仮に貼り付けて何度も位置の調整が可能です。
3.余分な所は切り取る
上下と枠回りに出た余分な所は角(竹)べラで無理をせず枠に合わせ、切り取る線に筋目を数回に分けしっかりとつけます。ドアの縦枠と横枠(巾木)などの交わる角部分は特に破れやすいので、クロスを90度に折りたたむようにすじをつけ、地ベラをクロスにしっかりと押し当てながら、カッターナイフの刃を地ベラに沿うように滑らせて切り取ります。こうする事により必要なクロス面を傷つけることなくきれいに枠回りをカットする事が出来ます。
◎切れないカッター刃の使用や力の入れすぎは枠回り等を傷つける原因になります。
4.糊の拭き取り
スポンジ雑巾を使い、枠に付いた糊をきれいに拭き取ります。最後に手で触って糊の拭き残しが無いか調べます。クロスには糊がつかないよう注意(糊が残っていると後でしみや汚れの原因になります)。
◎後日もし糊が付いているところがあればきれいな雑巾で水拭きすれば落ちます。
5.2枚目を貼りジョイントを切る
重ねは均等に。カッターは力を入れ過ぎないよう注意
最初に貼ったクロスの左に次のジョイントテープを付けたクロスを約3~4センチ幅で上から重ね合わせながら最初と同じように真っ直ぐを確認しながら貼り下ろし、上から下までが同じ幅で重なっているのを確認してから一枚目と同じように撫ぜバケで空気を抜き、上下のあまった所を切り取ります。重ねたクロスのテープの真中近くを左手に持ったジョイント定規でしっかりと抑えながら、カッターナイフの角度は、あまり立てないで滑らすような感じで、上から下に真っ直ぐに切ります。クロスカットはカッターを持つ指先の力加減をコントロールして(クロスの厚みを考えて、重ねた二枚分だけ切る感じ)なるべく下地を切らないように注意してカットして下さい。特に石膏ボードなどは深く切りすぎると後日ジョイントした所が目立つようになり、下地をいためる原因にもなります。
◎カッターを持つコツ:カッター全体を深く強く握らず、刃先に近い位置を親指と人差し指で軽くつまむようにし刃先をコントロールする(切るのに力は要りません)
◎ジョイントテープは重ねた下側のクロスに糊が付かない様にする養生テープです。
6.クロスのジョイント
あまり力をいれすぎたり、ローラーの角で強く押さえないように
切ったジョイントの下側のクロスと上側のクロスについたジョイントテープを取り除きます。ジョイントローラを使い、軽くクロスを押さえて空気抜きをして行きます。ジョイント部分がすいているときは軽く手で左右から突いて隙間をなくして、最後にローラーの角で軽くジョイントしたつなぎ目中心を押さえ切り合わせを目立たなくます。上下枠回りのローラーで押えにくい箇所は角(竹)ベラを使用して押さえる。(ジョイントローラーの角で強く押さえ過ぎないように注意しながら正面からなるべくつなぎ目がわからないようにして、念のために少し右横からも重なっていないか確認してください)
◎重なった部分があるとあとからメクレの原因になりますから注意して下さい。
7.入り隅のコーナーの貼り方
コーナーはラインをしっかり通す
入り隅手前まで貼ったら確認のため今まで貼ったクロスが傾いで貼っていないか確認して、もし多少傾いでるのであれば、コーナーを貼るクロスで垂直を調整するように真っ直ぐに貼りジョイント部分重ねで逃げる。コーナー手前の右側壁クロスを貼るこの時コーナーより左側は軽く浮かせているか、仮に軽く貼り付けておくようにして、入り隅みコーナー部分を角べラか地ベラで上から下まで出来る限り空間が出来ないようにラインを通してから左側の面を貼り付けるようにする(入り隅が浮いていると後でしわや破れの元になるので注意が必要)。
◎垂直確認は重りをつけた糸を垂らしてみるとわかりやすい。
8.出隅コーナーの貼り方
出隅コーナーの貼り方
出隅の場合は角に空気がのこらないように注意して角に沿って軽く引っ張るように撫バケで空気を完全に抜くように仕上げてください。(入り隅も出隅も、ラインがハッキリ出る事がポイント!これで全体の貼りあがりがスッキリします)
◎出隅の凹みはコークボンドを入れて補修すると空気が残らずきれいに仕上がります。
9.2~8を繰り返す
窓上窓下なども基本的には同じですがクロスの幅が広すぎたら窓の幅に合わせてカットして使用する。下地の継ぎ目の近くではクロスのジョイントは避ける。ジョイント定規が長くて使えないときは地ベラを定規代わりに使用してジョイントのカットをしてください。(窓上窓下に限らず必ず下地の継ぎ目から最低4~5センチは避ける事!後でクロスジョイントが目立つようになります)
◎下地の継ぎ目が避けられないときはジョイント部にコークボンドを入れて仕上げる。
10.室内に梁(ハリ)がある場合
鉄筋コンクリートのビルやマンションなどの場合は室内に梁がでている場合がよくあります。壁紙の柄が無地の場合は梁の部分はヨコ貼りし、梁全体を一枚の壁紙でくるむように貼る事により細かなジョイントを入れずにきれいに仕上がります。
梁の部分を先に仕上げ、梁下の壁面部分は後から貼るようにした方が全体にきれいに仕上がると思います。この場合、先に貼った梁の壁紙にできるだけ糊を付けないように梁下の壁紙の上部を付きつけ貼りし、隙間ができた場合はコーキングして隙間を処理します。
◎垂直確認は重りをつけた糸を垂らしてみるとわかりやすい。
大丈夫!!多少の切りすぎやミスは後で直せます!!
枠回りなど多少切りミスして隙間が出来てしまったらコークボンドでコーキングして下さい。枠回りのメクレ防止にもなります。特に水周りなど後からメクレ易い場所には有効な方法です。少し破れてしまったり、ジョイントなどの隙間が開いてしまったときにもコークボンドで直せます。ヤブレや隙間の出来た部分を少しめくってクロスの裏側に適量塗って、ジョイントローラーで軽く押さえはみ出たコークボンドはきれいな雑巾で拭き取れば出来上がり。隙間やヤブレは殆どわからなくなります。
POINT
真っ直ぐ貼る、良く切れる刃先で真っ直ぐ切る、無理な力は入れない、糊はきれいに拭く。基本はこれだけなんです!
壁紙を上手に貼るには、焦らず時間をかけて取り組むことが大切。初心者さんはまずは人目につきにくいお部屋から練習を兼ねて貼り替えてみるのもおすすめです。 お部屋が新しく生まれ変わると、気分も明るくなると思います。家族で協力して楽しんでクロスの貼替に挑戦してみましょう!
※ご注意※
このページでご説明した壁紙(クロス)の貼り方(張り方)は 内装業者(プロの職人さん)が使うビニル壁紙(クロス糊を付けて貼るビニルクロス)の施工方法の紹介です。和紙、布製クロスやホームセンターなどの市販の壁紙(水を付けて貼るタイプやシール式又は裏側のフィルムを剥がして使う一般消費者向けクロス)等の貼り方とは違うことがあります。
※壁紙(クロス)についてご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい
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